これから経理関係の仕事や簿記検定の勉強を始める方に最適な電卓の選び方を紹介します。私は仕事とプライベートで事務用電卓と呼ばれる電卓を愛用しています。人生のうちで電卓を買う機会は少ないと思いますが、皆さんの参考になればと思い記事にしてみました。
電卓ついて
どの電卓を使っても、計算結果は当然同じになります。電卓はスマホに電卓アプリがありますし、100円ショップでも売られています。同じ機能を持っているのに、ざわざ数千円もする電卓を選ぶ必要があるかと思う方もいると思います。
1000円未満の安い電卓だと、使い勝手が悪くボタンの打ち間違いによる計算ミスをしてしまいます。電卓は値段で選ぶのではなく、操作面や機能面で使いやすいと感じたものを選ぶと良いです。良い電卓を一度買えば10年以上は使えるものですので、正確に早く入力できるように設計された電卓を持っておくと便利です。
簿記検定に合格したからといって電卓を捨てる人はいないと思います。合格したあとも使い続けられるような電卓の選び方を紹介します。
電卓の選び方
次の3点をポイントに選ぶと良いです。
・数字ボタンの配列
同じメーカーであっても型番によってボタンの配列が異なります。数字キーだけでみると有名な電卓メーカーを見ていると次の3種類あります。
①123の下は数字に関するキーを入れるもの。
② 0は左下に配置。3の下には=がある。
③ 00がないタイプ
1の下に何のキーが置いてあると使いやすいかと考えて選ぶと良いです。選ぶなら①から②が良いです。③の00がないタイプを選ぶと、簿記検定2級以上を取得するときは困ると思います。0を打つ数を減らしてタイプミスを減らします。
・検算機能がある
2回同じ計算して同じ結果になることを確認する検算機能があると便利です。10個以上を連続して計算するときは重宝します。
・本体の大きさ
横幅が広いものと狭いものがあります。横幅が広いと余裕があったボタン配置になっています。狭いタイプは持ち運びしやすいです。
オススメの電卓
私が所有している電卓は2つあります。外出先で使う持ち歩き用と自宅で使うもの2種類です。
外出用の電卓 シャープ EL-VN82-AX
見た目がかっこ良くて買ってしまった電卓です。深い青色でプラスティック製なのに高級感を感じるデザインです。ディスプレイは可変式で、持ち歩くときにストレートにしておけば邪魔になりません。ディスプレイのサイズが大きく数字が見やすいです。使っていて不満な所は、数字を1つ消すボタンが数字キーから遠い位置にあることろです。
自宅で使用している電卓 カシオ 本格実務電卓 DS-20WK
落ち着いたデザインです。電卓選びで悩んだ場合、コレを選んでおけば間違いないと思います。CASIOで”実務電卓”というジャンルで売られています。値段は高いですが、使い勝手や機能面では不満を持つことはないと思います。
私が使ってる感想ですが、操作に慣れてくると高速で正確にタイピングができます。ボタンの配列も使いやすいように設計されており、SHARPの電卓の不満だった1個消すボタンが数字キーの近い所にあります。
不満な所は、長い間使っていると手垢がつくところです。気がついたら電卓が黒くなっています。定期的にティッシュで拭くと良いです。機能面や操作面では不満はないです。
以下はもっと詳しく電卓を選ぶ際に役立つ内容をまとめました。
電卓の機能
メーカーによって色んな機能をつけていますが、よく使うと思う機能は次のものです。私は削除と検算機能をよく使います。
・小数点の端数調整
切り上げ、切り捨て、四捨五入を調整してくれる
・小数点表示機能
小数点第何位まで表示するか。
・検算機能
計算方法を変えて同じ結果になるか
・税込、税抜
ボタンひとつで消費税を計算。最近では8%と10%両方計算に対応したものが売られています。簿記では使わないですが、経理系の仕事で使います。
・時間計算、日数計算
時間、分、秒単位までを計算。あまり使わないかも。
・削除
1つケタを間違えた、数字を打ち間違えたときに全部消すのではなく数字を1つ消せます。
・メモリーキー機能
複数の計算を1度の入力で計算結果がでる。
100×5 メモリー+ボタン
200×10 メモリー+ボタン
答えボタン押す →2500が結果とでる。
(100×5)+(200×10)=2500
100×5=500と200×10=2000
500+2000+2500 ←ココの計算部分を省略ができます。
電卓の装備品
安い電卓だと付いてない装備もあります。できれば全部装備されているものを選ぶと良いです。
・電池(太陽光式、ボタン電池&太陽光式)
後者を選ぶと良いです。太陽光のみだと光が当たっている間しか動きません。蛍光灯でも動きますが、ソーラーパネルを覆ってしまうと画面が消えてしまうので両方入っているタイプを選ぶと良いです。
・滑り止め
電卓の背面にゴムの滑り止めが付いています。連続入力しても電卓が固定されるので動くことを心配せずに入力できます。
・静音性
文字入力したときにカチャカチャと音がなります。この音が嫌な場合は静音設計のものを選ぶと良いです。
・キーの押しやすさ
押しやすいように設計されたボタンの大きさ、5のボタンに小さなポチが付いています。パソコンのキーボードのように少し凹んだキーもあります。
デザイン
見た目だけで選ぶと、買い直す事になるかもしれません。材質は好みで良いかと思いますが、ボタンの配列を重視すると良いです。
・材質(プラスチック、アルミ等)
プラスチック性の商品が多く軽いです。アルミ製は質が良く見た目がかっこいいですが、傷が付いたときに目立ちますし触ると少し冷たいです。
・数字や計算式の配列
決まった配置に慣れてしまうと、他のメーカーの電卓を使ったときに入力ミスを起こします。指が勝手にそのボタンだと思って勝手に押してしまいます。使い慣れた配列の電卓があれば、同じものを選ぶのが無難です。
間違えるボタン
→0と00の位置
→クリアボタンの位置
→削除ボタンの位置
→+/- 逆転ボタンの位置
間違えなくとも、慣れるまではボタンを探すので少し時間がかかってしまいます。
自分にとって押しやすい位置にあるのを選んで下さい。
・ディスプレイのサイズ
ディスプレイの大きさによって、表示できる桁数、数字の大きさが変わります。大きいほど見やすいのですが電卓本体が大きくなるので持ち運びが不便になります。
・ディスプレイの位置
傾いたままの状態、倒れたままの状態、自由に動かせるものがあります。自由に動かせるものだと、持ち運ぶときはストレートになるのでカバンに入れやすいです。持ち運ばないのであれば傾いたもほを選ぶと良いです。
メーカー
有名なものだと、CASIOとシャープがあります。どちらを選んでも間違いはないです。見た目と、自分が慣れた配列で選ぶと良いです。
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