バーチャルカードの概要
インターネット決済を利用する為に用意されたカード。実際にカードが発行されるタイプとネット上で番号だけ発行するタイプがある。前者のタイプだとカードには磁気やICチップが付いてないので実店舗では利用できない店もある。利用明細書は発行されない。発行手数料・維持手数料についてはカード会社によって異なる。
用途
決済利用枠が少なく限られた用途に使うことを目的に使う。バーチャルカードのカード番号は手軽に変更できるので、利用頻度が少ない店舗にて1回限りの決済だけに使うといった使い方ができる。分割払いやリボ払いにも対応している。利用枠が少ないので、カード番号が流出しても流出リスクを抑える事ができる。バーチャルカードを利用すると普通のカードと同様に利用金額に応じてポイントが付与される。メインカードでサブみたいな位置づけで利用したいといった用途に使える。
バーチャルカードの紹介
三井住友カード(VISA)
発行手数料
→無料
付帯ブランド
→VISA
利用枠
→10万円(リボ払・分割払利用時も同額)
維持費
→300円(税抜き)初年度は無料
マイ・ペイすリボを設定すると無料になる条件もある。
補償
→悪用補償サービス 第三者に不正利用された場合、その損害を補償
お買い物安心保険(動産総合保険) 年間100万円までの買い物安心保障が付帯
旅行傷害保険は”なし”
発行
→発行条件を満たせば単体で発行可能
①満18歳以上の方(未成年の場合は、親権者の同意が必要)
②メールアドレス保有の方
支払方法
→後払い 口座引き落としによる。
15日締め翌月10日払い/月末締め翌月26日払いを選択。
支払明細書の発行はなし。WEB明細で確認します。
コメント
利用した分だけが口座引き落としになるのは使い勝手が良いです。維持費がかかりますが、補償サービスがあるので安心して利用できます。
楽天バーチャルプリペイドカード(Mastercard)
発行手数料
→無料
付帯ブランド
→Mastercard
利用枠
→500円から30,000円を選択し事前に購入する。
1日に10万円まで購入可能。
有効期限あり(購入月の1年後の末日)
維持費
→無料
補償
→なし
発行
→楽天カード保有者でないと発行不可
支払方法
→楽天e-NAVIにアクセスして購入。
コメント
事前購入しなければ使えないのが難点です。購入したらすぐに金額が反映されますが、面倒臭いですね。有効期限があるので少額をチャージする形で利用すると良いです。バーチャルカードのカードブランドはMastercardなので、メインとしている楽天カードと違う国際ブランドであれば少し用途が広がりますね。
LINE Pay(JCB)
発行手数料
→無料
付帯ブランド
→JCB
利用枠
→本人確認しない場合10万円
本人確認すると100万円まで
維持費
→無料
補償
→なし
発行
→ LINEを登録し、LINE PAYへの利用規約に同意する。
支払方法
→事前チャージ 銀行連携・コンビニでチャージして利用する。
その他特徴
・リアルカードが発行でき実店舗でJCBブランドが使える店舗であれば決済可能。
・マイカラー制度により1か月間利用した金額により付与ポイント率が変動します。(0.5%~2%まで)
コメント
スマホで気軽に発行できるカードです。他のクレジットカードとの紐づけがないので単体で管理する形になります。こちらも事前にチャージするタイプですが、チャージする手段はいくつか用意されているので手間ではありません。
最後に
バーチャルカードは少額決済用のカードです。メインカードしては使いづらく1回限りの決済や決済が不安なときに利用する為のものです。毎月の利用料金を引き落としする為に発行するのは、用途が異なるので使えません。メインカードを発行した上で利用するようにしてください。
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