ブロックチェーンゲームの世界で急速に人気を集めている「Wizzwoods(ウィズウッズ)」が、2025年2月から3月にかけて大型アップデートを実施しました。インターチェーン機能とSocialFi要素を組み合わせたこのピクセルファームゲームは、最近OpenSeaでトレンド1位を獲得するなど、注目度が高まっています。
本記事では、Wizzwoodsの最新アップデート(v2.0.0および3月初旬の新機能追加)の詳細と、新機能の活用方法について詳しく解説します。特にWizard Marketplace、Wizard Wallet、OpenSea連携などの新機能に焦点を当てていきます。
Wizzwoodsとは?
Wizzwoodsは、ピクセルアートスタイルのファームゲームとブロックチェーン技術を組み合わせた革新的なGameFiプロジェクトです。Arbitrumおよびベラチェーン(Berachain)間のクロスチェーン機能を備え、ユニークなNFTやSocialFi要素を特徴としています。
プレイヤーは「ウィザード」と呼ばれるキャラクターを操作し、島を発展させたり、デコレーションを作成したり、さまざまなアクティビティに参加したりできます。ゲーム内アイテムはブロックチェーン上のNFTとして記録され、取引可能です。
2024年から着実に成長を続け、2025年3月現在では、OKXウォレットなど主要なWeb3ウォレットと統合され、OpenSeaでもトレンド1位を獲得するなど、大きな注目を集めています。
2025年2月28日アップデート(v2.0.0)の詳細
2025年2月28日に実施されたv2.0.0アップデートでは、多くの重要な機能が追加されました。主な変更点は以下の通りです:
- Wizard Walletの正式版リリース:ベラチェーン(Berachain)メインネットとのデータ同期が実現し、デジタルコレクティブル機能が有効になりました。
- Wizarding DEXのローンチ:ゲーム内での新しい取引プラットフォームが追加されました。
- Wizarding Pawnshop v1.0のローンチ:アイテムの質入れや取引のための新機能が導入されました。
- デコレーションミント機能:Statueレベル40以上のプレイヤーが、ERC1155規格でデコレーションをNFTとしてミントできるようになりました。
- ウィザードミント機能:就任式(Inauguration Ceremony)を完了したプレイヤーがERC721規格でウィザードをNFTとしてミントできるようになりました。取引はWizzwoods Marketplace(近日公開予定)または他のWizzwoods公認マーケットプレイスに限定されます。
- Wizard Chestの販売終了:ゲーム内ストアでのWizard Chestの販売が終了しました。
- 1つ星ウィザードのレベルアップ改善:1つ星ウィザードがシルバーコインを使用してレベル30までレベルアップできるようになりました。
- 新言語パックの追加:ロシア語、韓国語、繁体字中国語、簡体字中国語に対応しました。なお、日本語は2025年1月17日のv1.1.6アップデートで既に対応済みです。
2025年3月初旬の新機能と変更点
2025年3月2日に緊急システムメンテナンスが実施され、その後いくつかの重要な機能が追加されました。主な内容は以下の通りです:
- Wizard Marketplaceのローンチ:ウィザード(ERC721)とアイテム(ERC1155)の両方のマーケットプレイスが正式にオープンしました。初期の取引には$BERAトークンが使用され、TGE(Token Generation Event、トークン生成イベント)後には段階的に$WIZZへの移行が予定されています。
- アイテム(ERC1155)トークンコントラクトのアップグレード:旧コントラクトアドレスから新コントラクトアドレスへのアップグレードが行われました。プレイヤーは2025年3月12日の午前8時(UTC)までゲーム内で旧コントラクトでミントされたアイテムトークンを新コントラクトに変換できます。
- Blueprintデコレーションの最適化:Blueprintのクラフトに必要な装飾材料の基本量が増加しました。また、Blueprintデコレーションの繁栄値(Prosperity value, P)が、探索で獲得したアイテムのレアリティ(X)と占有する土地面積(Y)に基づいて決定されるようになりました(計算式:P = X * Y)。
Wizard Walletの使い方と設定方法
Wizard Walletは、Wizzwoodsゲーム内で使用できる公式ウォレットで、ベラチェーンメインネットと統合されています。以下に、設定方法と使い方を説明します。
Wizard Walletの設定手順
- Wizzwoodsゲーム内でWizard Walletにアクセスします。
- プライベートキーをエクスポートするために、ウォレット設定からプライベートキーを表示します。(重要:プライベートキーは絶対に他人と共有しないでください。アカウントへのフルアクセスが可能になります)
- MetaMaskまたはOKXウォレットなどの外部ウォレットにプライベートキーをインポートして、ゲーム外でもウォレットにアクセスできるようにします。
Wizard Walletは、$BERAトークンや他のベラチェーン上のトークンを管理するために使用できます。外部ウォレットでBERAを追加すると、自動的にWizard Wallet内でも表示されるようになります。
注意:ウォレットを接続する際は、常に公式サイトやアプリを使用し、フィッシング詐欺に注意してください。プライベートキーは絶対に他人と共有しないでください。
Wizard Marketplaceでの取引方法
2025年3月初旬に正式にローンチされたWizard Marketplaceでは、ウィザード(ERC721)とアイテム(ERC1155)の両方を取引できるようになりました。以下に、マーケットプレイスの使用方法を説明します。
アイテムの購入方法
- ゲーム内の「Crypto Diagon Alley」セクションから「Marketplace」にアクセスします。
- 購入したいアイテムまたはウィザードを探します。例えば、レベル3のウィザードは約14-60 BERAで取引されています。
- アイテムを選択し、購入ボタンをクリックします。
- 取引を承認し、ガス代(取引手数料)を支払います。これには$BERAトークンが必要です。
アイテムの販売方法
- まず、販売したいアイテムがチェーン上にミントされている必要があります。
- 「Marketplace」内の「Sell」セクションにアクセスします。
- 販売したいアイテムを選択し、価格を設定します。
- リスティングを承認し、ガス代を支払います。
現在、取引には主に$BERAトークンが使用されていますが、$WIZZトークンのTGE(Token Generation Event)後には、段階的に$WIZZへの移行が予定されています。
OpenSeaとの連携方法
Wizzwoodsのアイテムは、世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaでも取引可能になりました。実際に、WizzwoodsはOpenSeaでトレンド1位を獲得したこともあります。以下に、OpenSeaでWizzwoodsアイテムを取引する方法を説明します。
OpenSeaでのWizzwoodsアイテムの閲覧・購入
- OpenSeaにアクセスし、「Discover」セクションから「Gaming」カテゴリを選択します。
- 検索バーで「Wizzwoods」を検索するか、Wizzwoodsのコレクションページに直接アクセスします。
- MetaMaskやOKXウォレットなど、Wizard Walletと連携したウォレットをOpenSeaに接続します。
- 購入したいWizzwoodsアイテムを選択し、通常のOpenSeaの購入フローに従います。
OpenSeaでのWizzwoodsアイテムの販売
- まず、アイテムをチェーン上にミントする必要があります。
- OpenSeaに接続したウォレットにアイテムが表示されていることを確認します。
- 「Sell」ボタンをクリックし、価格や販売期間などの詳細を設定します。
- リスティングを承認し、ガス代を支払います。
OpenSeaを通じて取引することで、より広範なNFTコミュニティにアクセスでき、流動性が高まる可能性があります。
デコレーションとウィザードのNFTミント方法
v2.0.0アップデートにより、条件を満たしたプレイヤーはデコレーションとウィザードをNFTとしてミントできるようになりました。以下に、ミント方法を説明します。
デコレーションのミント
- 要件:Statueレベル40以上
- トークン規格:ERC1155
- 手順:
- 条件を満たしていることを確認します。
- ゲーム内のミントセクションにアクセスします。
- ミントしたいデコレーションを選択します。
- ミントを承認し、ガス代($BERA)を支払います。
ウィザードのミント
- 要件:就任式(Inauguration Ceremony)の完了
- トークン規格:ERC721
- 取引制限:Wizzwoods Marketplace(近日公開予定)または他のWizzwoods公認マーケットプレイスのみ
- 手順:
- 就任式を完了していることを確認します。
- ゲーム内のミントセクションにアクセスします。
- ミントしたいウィザードを選択します。
- ミントを承認し、ガス代($BERA)を支払います。
ミントされたアイテムはWizard WalletやOpenSeaで確認でき、Wizard MarketplaceやOpenSeaで取引することができます。
今後の展開とWIZZトークンについて
Wizzwoodsは今後も継続的にアップデートを予定しており、特に$WIZZトークンの発行(TGE、Token Generation Event)が注目されています。現在は$BERAトークンが主な取引通貨ですが、TGE後には段階的に$WIZZへの移行が計画されています。
また、3月12日(UTC 8:00 AM)までは旧コントラクトでミントされたアイテムトークンを新コントラクトに変換できますので、アイテムを所有している方は早めに対応することをお勧めします。
Wizzwoodsは2024年からさまざまな機能を追加し、着実に成長してきました。2024年にはマイニングプールの3つのフェーズが実施され、多くのプレイヤーが参加しました。今後も新機能やイベントが追加される予定です。
まとめ
Wizzwoodsの2025年2月〜3月のアップデートにより、Wizard Walletの正式版リリース、Wizard Marketplaceのローンチ、OpenSeaとの統合など、多くの重要な機能が追加されました。これにより、プレイヤーはゲーム内のアイテムをNFTとしてミントし、取引できるようになりました。
今後も$WIZZトークンの発行など重要なイベントが予定されており、GameFi、DeFi、DEXの融合を目指すWizzwoodsの成長が期待されています。最新情報は公式のTelegramチャンネルやTwitterで確認できますので、定期的にチェックしてみてください。
まだWizzwoodsを試していない方は、この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。クロスチェーン機能やSocialFi要素を持つこの革新的なブロックチェーンゲームで、新しいデジタル資産の可能性を探ってみてください。
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